Osaka Nagai

– Osaka Nagai – 郊外に位置する雑居ビルのリノベーションである。合理的なスタディのため、開口率・ルーバー寸法・コスト・重量等の条件が付与されたアルゴリズムによって様々なファサード・パターンがシミュレートされた。無数のパターンを生成させ、パラメトリックな検討を重ねることで、自ずと最適案を導き出そうと試みた。各ルーバーは、厚さ30mm× 奥行75mm の断面を持つ、長さ2.4m ~ 2.7m の部材に決定された。300 本を超える垂直ルーバーは、平面的に縦横の方向性を持たせながら配置されており、リズミカルな段差を生み出している。新たなファサードは様々な表情を見せる雑多な環境に埋もれていた以前の建物は、静謐さと共に蘇った。 Osaka, Japan | 2015 | Architect : Jun Murata